歴史上の女性をすごく魅力的に書いてない作品

歴史上の女性をすごく魅力的に書いている作品を教えてください! http://q.hatena.ne.jp/1157563912 こちらに参加させていただいて、急に思いつきました。 内容が史実に忠実かそうでないかは問いません。 ・ヒロイン自体は実在の人物(実在したであろうと推測されている、でも可) ・世界史/日本史問わず ・できれば小説で。漫画も多少読みますが、最近は遠のいているので絶対お薦め!と自信がある場合を除いては遠慮願います。 個人的に近年の代表的作品は、 佐藤賢一『傭兵ピエール』のジャンヌ・ダルク。 宮本昌孝『剣豪将軍義輝』の小侍従。 田中芳樹『奔流』の祝英台。など ちなみに『歴史をさわがせた女たち』や大河ドラマになった『功名が辻』は既読です。 面白そうだと私が感じた主観で配点させていただきますのでご了承ください。 (もし既読でしたら、多少減点してしまうかもしれません)


何か当てはまる物はないかと本棚を眺めて唯一見つけたのがこれ。

ジャングルの国のアリス

ジャングルの国のアリス

愛らしくも物怖じしない少女の視点から語られるアフリカ探検記……という体裁に仕立て上げた親バカ日記。
もうね筆者である母親の愛が嫌というほどたっぷりと詰まっていています。
ついでに当時の白人の傲慢さも嫌というほどたっぷりと詰まっていています。
でも今でもテレビとか見ると似たような感覚で作られてる番組とかあるのであんまり人のことも言えないかぁ。
それは兎も角、いくら架空戦記に出演しているからといって*1歴史上の人物というには抵抗があるし、何より小説じゃないからなぁ……止めとこう。


反対ならいいのを一つ知っている。

ハプスブルクの宝剣〈上〉 (文春文庫)

ハプスブルクの宝剣〈上〉 (文春文庫)

ハプスブルクの宝剣〈下〉 (文春文庫)

ハプスブルクの宝剣〈下〉 (文春文庫)

あのマリア・テレジアマリー・アントワネットのイメージで書いたすごい本。
もう見事なまでのバカ女に仕上がっていて魅力のかけらもありません。
でも言われてみれば確かにそういう気もあったようなと一瞬信じそうになった。
相変わらずひとみ先生はホラが上手いです。

*1:征途でCIAに復職してたり、大日本帝国欧州電撃戦史でドイツの秘密兵器を漁ってたりしています。