靖国問題にあまり興味が無いんで気づくのが遅れた
kumonoyouniさんのコメント
個人的な見解としては「太平洋戦争」という呼称に関しては、ここでも連合国側(主にアメリカ)の思惑が見え隠れしているようにも感じました。
- 作者: ヘクター・C.バイウォーター,林信吾,清谷信一
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1994/10
- メディア: 新書
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1925年に出版された原書のタイトルは『The Great Pacific War』
同年早々と日本でも翻訳され、そのとき付いた邦題は『日米関係未来記 太平洋戦争』でした。
ついに起こらなかった米ソによる全面戦争を第三次世界大戦と呼んでいたように、欧米では将来発生するであろう日米戦のことを太平洋戦争と訳せる言葉で呼んでいました。
一方日本では日米戦争といったストレートな表現がポピュラーだったようですが、欧米から入ってきた知識として太平洋戦争という言葉も割と知られていました。
ようするに『太平洋戦争』は戦後に生まれた言葉ではなく『大東亜戦争』よりも歴史があり日本人にもなじみのある言葉だったんです。
政治的に生まれた『大東亜戦争』という言葉が政治的に抹殺されたのは事実ですが、その代わりとして選ばれた『太平洋戦争』という言葉には政治色は無かったんじゃないかなぁ。