靖国問題にあまり興味が無いんで気づくのが遅れた

【靖国問題に関して】 いわゆるA級戦犯者合祀問題に関してなんですが、分祀論の中でなぜA級戦犯者の合祀のみが議論で取り上げられているのでしょうか。「人道に対する罪」を犯した(とされている)C級戦犯者が合祀されていることをむしろ問題として取り上げるべきであると思うのですが。 仮にA級戦犯問題が分祀という形で解決したとすると、問題がB級戦犯に移り、そして次はC級といった形でどんどん議論のすり替えが行われていくんでしょうか。 それとも根本的に分祀論者の中ではA級戦犯者だけが問題であり、B級、C級に関しては特に「問題である」という認識はされていないんでしょうか。 意見をお聞かせください。

kumonoyouniさんのコメント

個人的な見解としては「太平洋戦争」という呼称に関しては、ここでも連合国側(主にアメリカ)の思惑が見え隠れしているようにも感じました。


太平洋大海戦 (ワニ・ノベルス)

太平洋大海戦 (ワニ・ノベルス)

一部で軍艦オタクの偉大なる先達として知られているバイウオーター氏が日米戦を題材に書いた小説。
1925年に出版された原書のタイトルは『The Great Pacific War』
同年早々と日本でも翻訳され、そのとき付いた邦題は『日米関係未来記 太平洋戦争』でした。


ついに起こらなかった米ソによる全面戦争を第三次世界大戦と呼んでいたように、欧米では将来発生するであろう日米戦のことを太平洋戦争と訳せる言葉で呼んでいました。
一方日本では日米戦争といったストレートな表現がポピュラーだったようですが、欧米から入ってきた知識として太平洋戦争という言葉も割と知られていました。


ようするに『太平洋戦争』は戦後に生まれた言葉ではなく『大東亜戦争』よりも歴史があり日本人にもなじみのある言葉だったんです。
政治的に生まれた『大東亜戦争』という言葉が政治的に抹殺されたのは事実ですが、その代わりとして選ばれた『太平洋戦争』という言葉には政治色は無かったんじゃないかなぁ。